趣味のない女がSEVENTEENにハマった話

はじめまして。みやこです。先日、K-POPアイドルSEVENTEEN(通称セブチ)のコンサートに行ってきて余韻が全く抜けない状態です。レポという名の日記も書きたいところですが、とりあえずセブチとの出会いでも書いておこうかな。といったところではじまりはじまり。

 

出会うまでの人生

 2016年新社会人となった私は、毎日の業務の中、起床→飯→通勤→仕事→帰宅→飯→就寝 の無限ループで一ヶ月が過ぎることに気が付き、恐れをなした。何もしていないのに体感が10日の一ヶ月。恐怖。趣味を持つという経験が無く、浅く広く漫画を読む、浅く広く音楽を聞く、といった程度であった為、没頭する何かを見つけたことがなく、とにかく何か熱中できるものを見つけたい!!!と軽い気持ちで思ったのが今思えば運の尽き(むしろ人生のはじまり)。

まず趣味を見つけるにあたり、ぼんやりとアイドルが良いなと思っていた。2015年-2016年にわたる正月のジャニーズのカウントダウンコンサートを見て、アイドルを見るというよりは見ているファンの楽しそうな顔。いやお姉さん、アイドルより顔輝いとる。

この顔が忘れられず、趣味を作ろうと思った2016年7月。よし!ジャニオタになるぞ!と思った。しかし周りにジャニオタがいない。ひとりでハマるきっかけを作るのは腰が重い。どうしよう。ちょうどその時、多趣味の友人YがInstagram防弾少年団のMVをあげていたので飛びつくように遊ぶ約束を取り付けた。要するにアイドルであれば誰でも良かった。

K-POPと初接触のその時がくる。忘れもしない祇園祭の宵々山。2016年7月15日。祭りの喧騒の中、四条烏丸の交差点。そこではじめて防弾少年団と出会い、K-POPの扉を叩いた。

 

防弾少年団を1か月間見る中でK-POPのエンターテインメント性の高さを知ることになる。初めは顔の見分けのつかなさ、MVごとに変わる髪の毛、化粧(いわゆる全員顔一緒じゃん)(本当にアイドル初心者はまあまあの気力と意思がないと無理)。本名に芸名、韓国と日本の年齢の数え方の違い。むしろ言語が分からない。挫折しそうになったこともあったが、1週間見れば大体のことは頭に入ると学び、いわゆる”沼落ち”までは長くかかることがなかった。歌唱力・ダンスのレベルの高さ。公式からの情報の多さ。溢れる写真、動画。(全てにおいて「他知らんけど」がつきます。)

 

 

ある日突然その時がくる

 そのようにしてBTSに足を突っ込んだ私は、友人Yにバンタンを話したすぎて、2016年8月4日、彼女の好きなカキ氷を囮とし遊びに誘い、心ゆくまで吐き出した。その日は、2軒ハシゴのカキ氷をしたと記憶していて、そう、ようやく出てきますが、SEVENTEENを頭で認識した、SEVENTEENというグループを初めて見たのは、2軒目。とても暑い日の昼下がりだった。のんびりカキ氷食べてたときに友人Yの一言 「最近このグループきてんねん」

そうもちろん、say the name  SEVENTEENです。

ここで即ハマるかと言われればそうではない。BTSに手一杯、K-POPの文化に手一杯の私は「いやいやThe8ってどういう芸名?」「髪の毛長い子おるやん」「13人って多すぎん?絶対覚えられん」と、この後取り返しのつかないくらいに沼落ちしたにも関わらず否定的に軽口を言っていました。すいません。完全にナメくさってます。何でこんなに舐めているかといえば、MVも見ず、曲も聞かず、写真を見せられていただけだったので………言い訳ですが………

 

そこからどういったようにハマったのか?

2016年8月13日、Instagramに友人Yがある動画をあげた。これが運命の出会いである。その動画がこちらだ。

 

[SPECIAL VIDEO] SEVENTEEN(세븐틴) – 예쁘다 (Pretty U) - Part Switch ver. - YouTube

 

え??ヤバ……こんなに多幸感溢れることが人生の中であるの??今見ても涙が出てくるんですが、もう、曲も、雰囲気も、笑顔も、最高にそのときの精神状態とマッチしたのか、本当に運命の出会いを果たしたんだなぁと。振り返るとそう思う。そう、それこそこの曲の歌詞にある

「風邪には薬 空腹にはご飯 君には俺 そんな風に辞書で君を探せば僕と定義されていればいいのに」

ハイ、定義された そのときに定義されちまったんですわ…私の癒しにはSEVENTEENと…ラブイズフォーエバー…まあ、とにかくこのMVを切り取られたもので見たものの、その数秒で心が奪われた。そこからはお察しの通りYouTubeTwitterを使い朝から深夜まで追うこととなる。先に述べたように、歌唱力・ダンスのレベルの高さはもちろんある。それに加え、魅力的な楽曲に合わせた画面でも目が離せなくなるようなステージング。そしてそれを作り上げる13人の青年たち。週刊少年ジャンプか。友情努力勝利か。多幸感に取りつかれた私はそのままSEVENTEENを推すと心に決めたのであった。この場を借りて、Yちゃんありがとう。

 

 

ホシくんとの出会い

推すとは決めたものの推し方もわからず、とにかく順調に知識を深めていく中で、アイドル初心者の私は在宅でのファン活動を極めていた。グッズも持たない、ファンクラブにも入らない、写真の保存もしない。その当時どのように満足していたのか覚えていない。ただ、公式からの供給が過多であり、それを享受するだけで時間が過ぎていった。いやマジであんなに無料で楽しめるコンテンツあっていいの??ちなみにそこまで箱推しという形でした。なのでどこか俯瞰的に静観することが出来ていたのかもしれない。

 

そんなある日、私に推しが出来るのである。これだけは忘れもしない。2016年10月8日。初めて3次元の推しが出来た日。私は一体それまでホシくんの何を見ていたのだ?でも恋ってのはするんじゃなく落ちるらしいしな!よく言ったもんだぜ!とにかく、その日ホシくんに対して確変大ボーナスが起きた。ホシくんが衝撃すぎて何のイベントやったとか何もかも抜け落ちてるんですが、とにかくこんな可愛くてカッコよくって表情の作り方が凄くって最高にして最上のアイドルおる??!!??!??!!?!!??!となりました。褒め出したらきりが無いのでまたの機会に。とにかくアイドルとして、私はこの男を全力で支援しなければいけない、アイドルとして、いつ何時も輝かせなければいけないという思いから、更なる沼へと足を進めていくのであった…………

 

 

はじめての現場

そんな中「’17 JAPAN CONCERT Say the name #SEVENTEEN」が開催されるとの公表があり、この機会に行くしかないと重い腰を上げファンクラブに入り応募をする運びとなった。土日に休むことが難しい職業のため、神戸公演に応募。2017年1月6日に当選発表があり2017年2月15日の公演に当選。それからの1か月間は記憶になく、あっという間に前日に。元々見たいという欲求が少なかったこともあり、「生きている推しを生で見る」ということに関して期待が膨らみすぎたことで「想像よりも劣っていたときどうしよう」などというような今考えると浅はかではあったが、胃のむかつきなど精神肉体ともにやられていた。もちろん寝られるわけもなく当日を迎えることとなる。

1,2時間ほど前に現地入りしペンライトを受け取り、うちわとパンフレットを記念に買い、ビッグボーイでハンバーグを食べ入場。(今思うとそんな悠長な感じでうちわ買えてたの凄い。)アイドルのコンサートというものが初めてのため、ホールを初めて経験したが神戸ワールド記念ホールの狭さに驚く。席はスタンド、正面のほぼ対岸だったためホール内ではステージから遠い方。全体が見渡せ、近いことに重きを置いていなかったので「まあこんなもんか」というような感想を抱いた。そして開演。

 

 

閉演したときには絶句。なんだこれは。ムービングステージ………いやはじめて松本潤に感謝したね。ありがとう。推し、とかそういう次元ではなく、どこ見ても楽しい、もう、語彙力なくて申し訳ない。

★最高 オブ ザ ワールド★

前述で述べた期待以上のものを与えてくれるだけでなく、本当に存在し動いているという驚き、パフォーマンス力の高さ、歌唱力の高さ。もちろんそれを画面内で知っていたはずであったが、どれをとっても彼らはプロのアイドルだったのだ。画面からは感じ取ることのできなかった熱を貰ったのである。その受け取った熱を冷ますことが出来ず、家に帰りそのまま偶然休みであった21日の横浜アリーナのチケットを探し、新幹線にも一人で乗ったことのない私がビジネスホテルをとり、単身横浜に乗り込み、次の日の仕事には始発で帰ったのは今となればいい思い出である。

 

 

そして現在に至るー・・・

生でみるという感覚を得た私はそのままK-CON、韓国旅行、日本でのコンサート、クルージングイベント、ハイタッチ、ソウルで開催されたコンサートに時間の許す限り行くようになった。これらをもってハマったといっても過言では無いのであろうか。

よく私を知る友人などに会うとめちゃめちゃ生きてて楽しそう、笑顔がいい、輝いていると言われるようになった。

そう、推しのいる人生は輝いている。それぞれ推し方、楽しみ方は違えど、コンサートに来ている人、Twitterで見かける人、皆輝いているのだ。ぜひ、みなさん、こっち側に来てみてください。

 

 

好きなものを好きといえる人生、楽しんでいこうじゃないか。